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【徹底比較】 サイボウズOffice(パッケージ版)からの乗換グループウェア(データ移行編)

  • 執筆者の写真: 株式会社ヴィセント 編集担当
    株式会社ヴィセント 編集担当
  • 2024年11月18日
  • 読了時間: 3分

更新日:2月13日


開封いただきまして、ありがとうございます。ヴィセントです。

先日スタートした、サイボウズofficeからの移行徹底比較の連載Vol.02をお届けいたします!


前回に引き続き、サイボウズOffice(クラウド版)、Garoon、SMALT OFFICEへの移行について、掘り下げて掲載していきます。





※本記事の内容は各製品の公式の情報を元に記載しています。



まず、下記3点のグループウェアにつきまして、サイボウズOffice(パッケージ版)から、

完全にデータ移行ができるものはございません。

それぞれ、何かしらの制約や制限がありますので、自社の状況などを踏まえて、検討いただければと思います。


<データ容量や移行人数の制約について>

サイボウズOffice

(クラウド版)

Garoon

SMALT OFFICE

データ容量

200GBまで※1

制限なし※2

人数

350人※1

制限なし※2

実施者

対応が必要※3


システム管理者のみで

完結

個人のメールやメッセージは個人で

カスタムアプリ

×

移行時間

(実時)

※1「サイボウズOffice(クラウド版)」と「Garoon」で利用する

  移行ツールは同じものになりますので、同じ制約を受けます。

※2 制約はありませんが、データ量により、分割での移行が必要となります。

※3 専用の移行ツールにて、個別での対応が必要になります。


■テータ容量と人数

「サイボウズOffice(クラウド版)」と「Garoon」のデータ移行ツールですが、

データ容量が200GB、利用人数が350人を超える場合、別途、対応が必要となります。データ、人数ともに超える場合は注意が必要となります。


■実施者

「サイボウズOffice(クラウド版)」と「Garoon」については、一般の利用者に関しては、ほぼ何もしなくとも良い形ですが、

「SMALT OFFICE」については、個人のデータ(メールやメッセージなど)は、難しい操作ではありませんが、個人で実施していただく必要がありますので、考慮が必要となります。


■カスタムアプリ

カスタムアプリを利用されている方も多いかと思いますが、「Garoon」ではカスタムアプリの内容が引き継ぐことはできません。カスタムアプリを利用し続けたい場合は、「サイボウズOffice(クラウド版)」、「SMALT OFFICE」が候補になります。


カスタムアプリの機能にもう少し触れますと、

「サイボウズOffice(パッケージ版)」にある「コマンドライン機能」については、「サイボウズOffice(クラウド版)」では利用不可となっています。「SMALT OFFICE」にも現在、機能実装はありません。

その為、「コマンドライン機能」を利用している方は、何らかの対策が必要になりそうです。

その他の機能については、若干の差異はありそうですが、「サイボウズOffice(クラウド版)」については、問題なく利用できるかと思います。

「SMALT OFFICE」のカスタムアプリでは、基本的な機能は備わっており、基本的にはそのまま利用できます。しかし、完全には互換性のない部分もありますので、カスタムアプリを作り込まれている方は、一度ご相談くださいませ。


■移行時間(実時)

環境にもよりますが、「サイボウズOffice(クラウド版)」と「 Garoon」については、実作業ベースでは、3日(リハーサル込み)程度の認識となりますが、事前調査、移行計画や移行準備を鑑みた全体では、半年から1年程度の期間は見込んでおいた方が良いかと思います。


「SMALT OFFICE」の場合ですが、前途の個人データは、個人での移行が必要となる為、状況にも寄りますが、全体の移行完了までは、

半月から1ヵ月を見込みます。移行全体としては、「サイボウズOffice(クラウド版)」、「 Garoon」と同様に半年から1年程度になります。


次回の3回目では、サイボウズOffice(クラウド版)、Garoon、SMALT OFFICEの機能面にもフォーカスを当ててみたいと思います。




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