【徹底比較】サイボウズOffice(パッケージ版)からの移行先グループウェア比較 (機能編)
- 株式会社ヴィセント 編集担当
- 2024年11月18日
- 読了時間: 5分
更新日:2月13日
今回は、サイボウズOffice(クラウド版)、Garoon、SMALT OFFICEの機能面での比較をしていきたいと思います。
従来利用していた機能が移行先のサービス、アプリケーションの存在しなければ困ってしまいますからね。
それでは基本となるサイボウズOffice(パッケージ版)はどのような機能があるか見ていきましょう。
※バージョンによる差異はあるかと思いますが、今回は10系をベースにさせていただきます。
サイボウズOffice(パッケージ版)
全14種類
スケジュール/施設予約/掲示板/ファイル管理
メッセージ/メール
ワークフロー
報告書
アドレス帳
電話メモ
プロジェクト
ToDoリスト
タイムカード
カスタムアプリ(オプション)
サイボウズOffice(クラウド版)
基本機能としては、サイボウズOffice(パッケージ版)と同じです。
ただし、クラウド版には搭載していないなど、細かな違いはあるので、要チェックが必要です。
以下参照
Garoon さて、サイボウズGaroon機能ついて見てきましょう。
全24種類
[予定管理] スケジュール /施設予約/マルチレポート
[社内イントラ・全社連絡] ポータル /掲示板/ファイル管理 /リンク集
[申請] ワークフロー
[コミュニケーション] メッセージ/スペース /メール
[グローバル] 多言語/タイムゾーン
[モバイル] モバイルアプリ
[その他機能] 全文検索/アドレス帳/タイムカード/在籍管理/ToDoリスト/メモ/お気に入り/ディスクトップリマインダー/電話メモ
サイボウズGaroonは大規模向けにも対応できるように機能を強化しています。
サイボウズOffceにあるプロジェクト機能は、無くなっていますが、代わりにスペースが追加され、より強力なプロジェクト管理の機能を提供しています。
ただし、カスタムアプリ機能は存在しません。
カスタムアプリ機能を利用をしたい場合は、kintone(キントーン)があります。ただし、データは作り直しになるので、その辺りは注意が必要です。
Garoonも機能面については、カスタムアプリ機能を除き、サイボウズOffceと比べ、
できない機能はないかと思いますし、より高機能となっています。
SMALT OFFICE
続いて、SMALT OFFICEの機能について見ていきます。
ポータル
電子メール(IMAP対応)
メッセージ
お知らせ/リマインダー
スケジュール/設備予約
Todo
ワークフロー
レポート/アンケート/掲示板/QandA/よくある質問
共有ファイル
ユーザ名簿
お気に入り
<オプション>
カスタムアプリ
Googleworkspace連携(カレンダーの相互連携)
Zoom連携(設備予約の会議室自動発行)
Mattermost連携(掲示板のビジネスチャットへの通知)
※標準機能は15機能、オプションが4機能の計19機能
基本的な機能は備わっているので、グループウェアとして困ることはないかと考えています。
特に、カスタムアプリ機能は、ノーコードツールでフォーマットを作成し、webデータベースを作成することが可能です。
電子メールは、メールサーバに接続することで、グループウェア上でEメールが可能です。
(署名や、転送、返信などサイボウズOfficeより機能は豊富です。)
メッセージは未読既読機能やメッセージ投稿に紐づくコメント機能も搭載されています。
新着受信時は、グループウェア上にお知らせが通知されます。
各機能の仕様に違いはありますので、その辺りはデモ版などで実際に試したり、営業担当者へ詳細をご確認くださいませ。
比較評価としては、各サービス/製品ともにグループウェアとして、標準的な機能は備わっております。ここでは機能面のみにフォーカスしますが、標準的な機能としては、3サービス/製品ともに遜色は無いかと考えています。
サイボウズOffice(パッケージ版)と変わりなく利用したい(今の機能群で充分、運用ルールをあまり変えたくない)場合は、サイボウズOffice(クラウド版)の優先度が高くなり、
移行を契機に、より高度なグループウェア管理を行っていきたい場合は、Garoonの優先度が高くなると思います。SMALT OFFICEは、GoogleworkspaceやZoomなどの他サービスとの連携機能が期待できます。
抑えておきたいポイント👆
公式ではサイボウズOffice(クラウド版)の推奨人数は300名を目安にしております。
クラウド版に移行する場合、移行できる人数には上限があります。その場合、Garoonを検討するかクラウドの場合、追加費用が発生するケースもありますので、注意が必要です。
データ移行はせず、Garoonにする場合は、kintoneでアプリを用意する必要があり、1人あたりのコストの負担が増加します。
また、クラウドに移行する場合、データがインターネット上に保管されていることにより、内部情報や個人情報の管理に一層注視する必要があります。
お客様の環境によってはオンプレミス環境一択の場合、クラウド型のサービスは選択肢から外れることになります。
よく使う機能や運用ルールを照らし合わせて取捨選択し、乗換を機に運用ルールの最適化するのも良いと思います。利用している機能が備わっているか、今後のグループウェアの運用方法(現状維持であるか、より高度に利用していくか、他サービスとの連携を考えていくかについても検討していただければと思います。
※SMALT OFFICEの機能詳細や詳しい話を聞きたい方は、SMALT OFFICEのページを参照くださいませ。
次回は、コスト面について比較していきたいと思います。
Yorumlar