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更新日:9月30日




ここまで読んでいただきありがとうございます。今回が、最後の記事となります。


今回は、コスト面での比較をしていきます。対象は、現時点にてサイボウズOffce(パッケージ版)からデータ移行が可能な3つのグループウェアに絞って、見ていきます。 (各製品の価格に関しては、変動する恐れがありますので、最新の公式情報を参照くださいませ)


対象のグループウェア

  • サイボウズOffice(クラウド版)

  • Garoon(パッケージ版・クラウド版)

  • SMALT OFFICE


まずは一つずつ見てきましょう 



◇ サイボウズOffice クラウド版 公式HPはこちら  2024年秋に価格改訂がありました。

サイボウズOffice クラウド版価格表
※2024年秋価格改訂

◇ Garoon ※公式HPはこち

  パッケージ版とクラウド版がありますので、合わせて価格を見てみます。


  • 《Garoonパッケージ版乗換ライセンス》サイボウズオフィスからの乗換のみのメニュー

1年分のサービスライセンスが付与されています。2年目以降は、継続サービスライセンスを購入することで、継続してサポートが受けられます。

《Garoonパッケージ版乗換ライセンス》サイボウズオフィスからの乗換のみのメニュー価格表

  • 《Garoon パッケージ版》継続サービスライセンス

パッケージ版Garoonの2年目以降の継続使用ライセンス

《Garoon パッケージ版》継続サービスライセンス価格表

《Garoonクラウド版》価格表
※2024年秋に価格改訂



◇ SMALT OFFICE

基本オンプレ版の提供です。クラウド利用をご希望される方へは、プライベートクラウドとして弊社指定のサーバにて構築が可能です。(別途サーバ管理費用が発生します。)

SMALT OFFICE価格表
※2024年8月に価格が改訂されました。

各サービスのプランが分かりましたので、ケースに分けて比較をしてみたいと思います。


◇CASE1 300ユーザでカスタムアプリが不要、3年間利用した場合

  • サイボウズOffice(クラウド版)

    スタンダードコース 7,200円/年×300ユーザ×3年 = 6,480,000円


  • Garoon

《パッケージ版》※サーバ費用は除きます。公式サーバ費用についてはこちら

乗換ライセンス(1年目) 7,000/年×300ユーザ=2,100,000円

   サービスライセンス(2年更新パック)3,600/年×300ユーザ = 1,080,000円 合計3,180,000円

注目👉サーバ費用を付与すると、最安値118,000円/月(1,416,000/年)で、トータルすると実はGaroonクラウド版より高価だったりします。

  《クラウド版》 10,800円/年×300ユーザ×3年 = 9,720,000円


  • SMALT OFFICE ※初期費用、サーバ費用は除きます。

3,600円/年×300ユーザ×3年 = 3,240,000円

※ライセンス料に保守費用が含まれます。    弊社指定のプライベートクラウドをご利用の場合、別途サーバ費用が発生します。


👉サーバ費用の詳細について知りたい方は👈


結果ライセンス費用は、Garoonパッケージ版が最も低価格で、次いでSMALT OFFICEでした。


続いて…

◇CASE2 カスタムアプリを利用する場合

条件は先ほどと同様(300ユーザ&3年間)とします。


  • サイボウズOffice(クラウド版)

    プレミアムコース 12,000円/年×300ユーザ×3年 = 10,800,000円


  • Garoon ※カスタムアプリ機能がありません。

    CASE1と同じ+別サービスの"kintone"を利用することになります。ここでは、kintone"のライトコース、100名利用で試算。(カスタムアプリ利用人数は必要数に応じて試算してください。)


    kintone:12,000円/年×100ユーザ×3年 = 3,600,000円 合計6,780,000円

kintone価格表

  加味した価格は以下になります。

《パッケージ版》※パッケージ版は通常kintoneと連携不可です。

     Garoon(3,180,000円)+kintoneライトコース(3,600,000円)=合計6,780,000円

  《クラウド版》

     Garoon(9,720,000円)+kintoneライトコース(3,600,000円)=合計13,320,000円

カスタムアプリ分を100ユーザとしましたが、


  • SMALT OFFICE

    カスタムアプリは、現在標準メニューに内包されておりますので、結果はCASE1と同じです。

    3,240,000円


  1. SMALT OFFICE              3,240,000円

  2. サイボウズOffice(クラウド版)       10,800,000円

  3. Garoon《パッケージ版》+kintone      6,780,000円

  4. Garoon《クラウド版》+kintone       13,320,000円




SMALT OFFICEが圧倒的に安価となる結果になりました。

今回は、300ユーザで3年間という期間で試算してみましたが、いかがでしたでしょうか?

実際には、環境、利用人数やライセンスパックなどで価格などは変わってきますので、自社のモデルに

併せて試算してみてください!


また、カスタムアプリを利用しない場合は、Garoon《パッケージ版》なども候補になりそうですね。


サイボウズOffice(パッケージ版)のサポート終了は、2027年とまだ少し先ですが、意外にタイムリーな話題になってきています。移行は準備や並行運用なども加味して、半年から1年程度かけて実行するケースが多いです。また、サポートが切れるとカスタムアプリなどデータが触れなくなってしまう機能もありますので、計画的な乗換を検討することをお勧めいたします。



 
 
 

更新日:2月13日


中小企業向けグループウェア「サイボウズOffice」のパッケージ版が、

2027年9月をもって販売及びサポート終了が発表されました。

▼公開されているお知らせ


この記事は、サイボウズオフィスのサポートが切れる前に知っておきたいことをまとめています。

これを読むことで「乗り換えることを考えたときにどんなポイントを抑えたらよいか」を色々な面から理解を深めることができます。


今回は、乗り換え先のグループウェアについて、比較のポイントなど含め、各グループウェアを比較していきたいと思います。



まずは、比較対象のグループウェアを選出します。


① サイボウズOffice(クラウド版)

② Garoon

③ desknet's NEO

④ NI Collabo 360

⑤ J-MOTTO

⑥SMALT OFFICE


上記の選出理由につきましては、弊社のセミナーなどで、

比較の声が多かったのもを中心に上げております。


選定の主要なポイントとしては、以下と考えています。


【point】

1. 既存データの利用可否(データ移行)

2. グループウェア機能

3. コスト

4. 提供環境(オンプレミス環境)


今回のコラムでは、「1. 既存データの利用可否(データ移行)」について、

触れていきます。


<point1>

既存データの利用可否(データ移行)

サイボウズOffice(パッケージ版)からの乗換えの場合、もっとも重要なポイントと

なると考えれるのが、いままで蓄積したデータが利用できるかということかと

考えてます。

① サイボウズOffice

(クラウド版)

専用の移行ツールあり。一部制約あり。

② Garoon

​ データフォーマットの調整が必要。 一部制約あり。

③ デスクネッツネオ

カスタムアプリのみ実績あり。

④ NI Collabo 360

×

⑤ J-MOTTO

×

⑥SMALT OFFICE

専用の移行ツールあり。


※「×」について、公式の情報等からは、サイボウズOfficeからのデータ移行の

判断が付かなかった為、「×」としています。


既存のデータを活かす為には、選択肢として現時点では、

① サイボウズOffice(クラウド版)、② Garoon、⑥ SMALT OFFICEが候補となりそうです。

サイボウズOffice(パッケージ版)の利用が浅く、蓄積しているデータ量が少ない場合は、

手動での移行も考えられますので、他のポイントでの比較となります。


なお、データ移行が必要な機能としては、主に以下の機能が考えられます。


・掲示板

・ファイル管理

・カスタムアプリ

・メッセージ

・スケジュール


次回は、データ移行が可能な、サイボウズOffice(クラウド版)、Garoon、SMALT OFFICEについて、移行時の制約や制限について、触れていきたいと思います。



 
 
 

更新日:10月3日


開封いただきまして、ありがとうございます。ヴィセントです。

先日スタートした、サイボウズofficeからの移行徹底比較の連載Vol.02をお届けいたします!


前回に引き続き、サイボウズOffice(クラウド版)、Garoon、SMALT OFFICEへの移行について、掘り下げて掲載していきます。





※本記事の内容は各製品の公式の情報を元に記載しています。



まず、下記3点のグループウェアにつきまして、サイボウズOffice(パッケージ版)から、

完全にデータ移行ができるものはございません。

それぞれ、何かしらの制約や制限がありますので、自社の状況などを踏まえて、検討いただければと思います。


<データ容量や移行人数の制約について>

サイボウズOffice

(クラウド版)

Garoon

SMALT OFFICE

データ容量

200GBまで※1

制限なし※2

人数

350人※1

制限なし※2

実施者

対応が必要※3


システム管理者のみで

完結

個人のメールやメッセージは個人で

カスタムアプリ

×

移行時間

(実時)

※1「サイボウズOffice(クラウド版)」と「Garoon」で利用する

  移行ツールは同じものになりますので、同じ制約を受けます。

※2 制約はありませんが、データ量により、分割での移行が必要となります。

※3 専用の移行ツールにて、個別での対応が必要になります。


■テータ容量と人数

「サイボウズOffice(クラウド版)」と「Garoon」のデータ移行ツールですが、

データ容量が200GB、利用人数が350人を超える場合、別途、対応が必要となります。データ、人数ともに超える場合は注意が必要となります。


■実施者

「サイボウズOffice(クラウド版)」と「Garoon」については、一般の利用者に関しては、ほぼ何もしなくとも良い形ですが、

「SMALT OFFICE」については、個人のデータ(メールやメッセージなど)は、難しい操作ではありませんが、個人で実施していただく必要がありますので、考慮が必要となります。


■カスタムアプリ

カスタムアプリを利用されている方も多いかと思いますが、「Garoon」ではカスタムアプリの内容が引き継ぐことはできません。カスタムアプリを利用し続けたい場合は、「サイボウズOffice(クラウド版)」、「SMALT OFFICE」が候補になります。


カスタムアプリの機能にもう少し触れますと、

「サイボウズOffice(パッケージ版)」にある「コマンドライン機能」については、「サイボウズOffice(クラウド版)」では利用不可となっています。「SMALT OFFICE」にも現在、機能実装はありません。

その為、「コマンドライン機能」を利用している方は、何らかの対策が必要になりそうです。

その他の機能については、若干の差異はありそうですが、「サイボウズOffice(クラウド版)」については、問題なく利用できるかと思います。

「SMALT OFFICE」のカスタムアプリでは、基本的な機能は備わっており、基本的にはそのまま利用できます。しかし、完全には互換性のない部分もありますので、カスタムアプリを作り込まれている方は、一度ご相談くださいませ。


■移行時間(実時)

環境にもよりますが、「サイボウズOffice(クラウド版)」と「 Garoon」については、実作業ベースでは、3日(リハーサル込み)程度の認識となりますが、事前調査、移行計画や移行準備を鑑みた全体では、半年から1年程度の期間は見込んでおいた方が良いかと思います。


「SMALT OFFICE」の場合ですが、前途の個人データは、個人での移行が必要となる為、状況にも寄りますが、全体の移行完了までは、

半月から1ヵ月を見込みます。移行全体としては、「サイボウズOffice(クラウド版)」、「 Garoon」と同様に半年から1年程度になります。


次回の3回目では、サイボウズOffice(クラウド版)、Garoon、SMALT OFFICEの機能面にもフォーカスを当ててみたいと思います。




 
 
 
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